仮想名刺交換会が大ヒット 全国に広がる“拍手の連鎖”マナー革命

自宅でパソコン画面越しに参加者たちが笑顔で手を挙げたり拍手マークを出したりしている様子の写真。 社会規範とマナー
多様な人々が画面越しにつながり、温かい拍手が交わされた仮想名刺交換会の一場面。

オンライン会議やリモートワークが当たり前になった今、心のこもったマナーやつながりの持ち方が見直されています。最近、広がりをみせているのが、全国のビジネスパーソンたちが参加する“仮想名刺交換会”。この新しい形の交流イベントが、思いがけない“拍手の連鎖”ブームを巻き起こしています。

舞台は、バーチャルオフィス「リラノイド中央ラウンジ」。ここで毎週行われているのが、じぶんのアイデンティティカード(名刺代わりのアバター画像)を見せあいながら、拍手でお互いを歓迎するというイベントです。年齢や性別、国籍や立場を問わず、参加条件は“他者を温かく認め、拍手を惜しまないこと”。ジェンダーレスな服装や名刺デザインも自由で、互いの多様性を積極的に受け入れる空間づくりがなされているそうです。

参加者の会社員(33)、荻野彩乃さんは「画面越しでも“手を挙げる”、顔をほほえませる、拍手マークを連打する。それだけで初対面の緊張がふっとんでしまう」と話します。SNSでは“#拍手の連鎖”で、自宅パソコンを囲んで家族ぐるみで参加する様子や、地方の高齢者と学生たちが一緒になった和やかな会話風景が次々投稿され、人と人、その先にある温かな文化の再発見が話題になっています。

このイベントを企画したのは、働き方改革の推進を専門とする筧将央さん(47)。「誰もがオフィスや肩書からいったん解放されて、素の自分で語り合える場所が欲しかった」と語ります。毎回、雑談のなかで困っていることや小さな夢を挙手でシェアできるのも特徴。たとえば、今週の回では「ペットの蛇口を直したい」という相談に、アイデアを持ち寄った拍手喝采のコーナーが大盛況となりました。

専門家の高屋敷真理子さん(社会規範研究所フェロー)は、「ソーシャルディスタンスが求められても、心理的な距離はむしろ縮まった。拍手や挙手のバーチャル化で“相手の存在を感じる”手段が進化し、ジェンダーレスなマナーも浸透している」と分析。リアルの名刺交換やコンプライアンス遵守はもちろん大事ですが、“心の通う新マナー”が、これからの社会をもっと豊かにするのでは、と語ります。

こうした輪は、学校や町のサロン、オンラインサークルなどにも急速にひろがりつつあります。「名刺がなくても拍手ができる、握手しなくても心をつなげる」――そんな“幸せな規範”を、一人ひとりが気軽に持ち寄れる社会が、今日もまた多くの画面越しの笑顔を生み出しています。

コメント

  1. 素敵なイベントですね!うちの子も一緒に画面の前で拍手の連打。家族で心があたたかくなりました。みんなの違いをそのまま認め合うって、本当に大事だなぁと実感しています。こういう輪がもっと広がってほしいです。

  2. 最初は『バーチャル名刺交換って何?』って思ってたけど、拍手でつながれるのが新鮮で、友達と一緒に参加してみたくなりました!年齢も肩書も関係なくフラットなのがいいですね。僕も今度チャレンジしてみます!

  3. 若い人たちと同じ場でこんな風に拍手を送り合えるなんて、時代は変わったものじゃのう。離れて暮らす孫とも一緒に楽しめそうじゃし、年寄りにも優しい温かい取り組みで嬉しい限りです。ありがとう。

  4. やっぱり誰かから拍手されるって、何才になってもうれしいものですね!仕事以外にも町内会やサークルで取り入れてみようかな。『褒め合いマナー』がもっと当たり前になれば、みんなハッピーになる気がします。

  5. 正直こういうのって最初は照れくさいんですけど、みんなで拍手し合うと本当に心が軽くなりますね。肩書とか実績とかじゃなく、人そのものを認め合う空間って貴重。これからも続いていってほしい新マナーです。