ドイツ生まれの名作ボードゲームが日本で賑わいを見せる中、とあるボードゲームカフェが、思いもよらぬ方法で多様な世代と心を結びました。緑の髪のゲームマスターが仕掛けたサプライズが、町に新しい絆を呼んでいます。
神奈川県の河原町にたたずむ『カフェ・コルドーネ』。この春、オーナーの岸本リュウジ(38)は、店を真っ赤な風船や色とりどりのガーランドで彩りました。きっかけは、常連客である中学一年生の高田美優(12)が「カラフルな人とボードゲームをやりたい!」と言い出したこと。「きっかけが色でもいい、ゲームがあればすぐ友達になれるはず」。そんな言葉に背中を押され、岸本さんはカラードレスコードの“レインボーミートアップ”を企画しました。
イベント当日。ゲームマスターの長谷部トリスタン(27)の提案で、参加者たちは自分が一番好きな色の服や小物を身につけて来店。青い帽子の高校生からピンクのマフラーのご夫婦、金色ネイルをきらめかせた美容師、シックな黒に染まったおばあちゃんまで、まるで虹の断片が集まったような光景に。テーブルごとに、見知らぬ者同士が「赤のチーム」「緑のチーム」と分かれ、人気のドイツゲーム『ディクシット』や『カタン』が繰り広げられました。
驚くべきことに、席替えなどで色をシャッフルするたび、参加者たちの自己紹介や話し声が自然に弾み、年齢や職業を超えたグループが誕生。小学校教員の三浦静矢(45)は、「ゲームの力で自分の得意・不得意を隠したまま、初対面でも笑い合える空間になった」と顔をほころばせます。SNS上では“#カラフルな出会い”がトレンド入りし、参加者から「色で友達ができるなんて!」といった驚きと喜びの声が溢れました。
ミートアップの終盤、緑のウィッグをかぶった長谷部マスターからサプライズ。参加者一人ひとりに、ランダムにカードを配り、そのカードの“色”について語り合うミニゲームを開催。気付けば100人を超す輪ができ、最後は全員が順番に「私の好きな色」と「今日一番楽しかった瞬間」をシェアする時間に。カラフルな笑いや小さな涙が混ざった拍手が響き、世代も国籍も違う人々が手をつなぎあいました。
イベント後も、カフェでは曜日ごとに“色”をテーマにしたゲーム交流会が開かれるようになり、偶然知り合った人同士のコラボイベントも企画されています。『カフェ・コルドーネ』の新たな伝統となったレインボーミートアップは、まさに一歩踏み出す勇気とボードゲームの力が、色を超えて人々の心を結びつける“小さな奇跡”となったのです。


コメント
とっても素敵なイベントですね!子どもの友達づくりって、色やゲームみたいにちょっとしたきっかけがあるとぐっと広がるんだなぁって、うちの子とも体験してみたくなりました。カフェ・コルドーネさん、これからも応援しています!
歳を重ねると新しい出会いが減っていくけれど、こんなカラフルな輪なら自分も混ざって思い出を増やしたいなあ。色の力は本当に不思議。きっと皆さんの笑顔が鮮やかに咲いたのでしょうね。
めっちゃ楽しそう!自分も青いキャップ被って参加してみたいなー。ゲームで大人も子どもも一緒に盛り上がれるとか最高すぎるし、友達できそう。レインボーミートアップ、次の開催あったら絶対行きたい!