ドット絵と音楽がつなぐ町の絆 自作サバイバルゲーム合作プロジェクト始動

喫茶店の明るい部屋で多世代の町の人々がテーブルを囲んでゲーム制作をしている様子。 インディーズゲーム
町の喫茶店の一室で、さまざまな世代が協力しながらゲーム制作に取り組む場面です。

小さな町に、不思議な“ゲーム作りのフシギな旋風”が吹き始めています――。コンビニ店長から図書館司書、小学校の音楽教師、そして高校生たち。年齢も職業もバラバラな面々が、ひとつのインディーズゲームを作ろうと集まっています。その繊細なドット絵と、みんなで手がけるオリジナル音楽、町ならではの友情物語が話題です。

プロジェクトの中心となったのは、個人開発者・垣根ライゾウさん(36)。彼は祖母の経営する喫茶店『こもれび珈琲』の二階を作業場にし、かねてから自作ゲームに情熱を傾けてきました。そんなライゾウさんがある冬の日、店に集まった常連客と「町のみんなでゲームを作ったらどうなるだろう?」とひょんなことから話し始めたのが全ての始まりだったといいます。

開発するゲームは、架空の孤島で目覚めた主人公が町のみんなを仲間にしながらサバイバルするドット絵アドベンチャー。登場キャラには町の人たちをモデルにしたNPCが続々登場し、コンビニ前の猫や、図書館に通う少年など、見慣れた風景も丁寧にドットで再現。音楽は音楽教師の池田モヨカさん(41)と生徒たちの合奏体験をそのままゲームBGMに録音するという、なんともあたたかいコラボとなりました。

さらに本プロジェクトには、コミュニティFMのバーチャルYouTuber『マチアギあかね』も参加が決定。開発進捗やキャラクターデザインの裏話を定期的にライブで配信し始めると、町外からもファンが集まり始めます。SNS上では「自分の町にもこんなゲームがあったら嬉しい」「推しNPCが増えるたびに町の人と話したくなった」という声があふれ、クラウドファンディング支援もじわじわと伸び続けています。

「バラバラだった世代や関わりが、ゲーム作りと音楽を通して友達になれました」とライゾウさんは話します。リリースは春を予定。遊びながら町のことをもっと知りたくなる、そんな本当の意味で“ローカルな”サバイバルゲーム、今日も粛々と制作中です。今、この町のささやかな奇跡に、世界中の優しい注目が集まっています。

コメント

  1. 小学生の娘と読んで、心がほっこりしました。普段ゲームはあまりさせてないのですが、こうやって町のつながりが広がるなら、親として応援したくなります!リリースが楽しみです。

  2. 昔は近所の人とのつながりが当たり前でしたが、今の時代にこうして世代を越えて何かを作るって、本当にいいことですね。完成したら孫たちと一緒に遊びたいです。

  3. めっちゃ楽しそう!自分の町でもこんなプロジェクトあったら絶対参加したい…。地元の景色や人たちがゲームになるって、なんか夢がありますね。

  4. うちの近くの図書館がゲームに出るなんて、不思議な気分です。普段あんまり話さない人とも、これきっかけで挨拶したりして、町がちょっと明るくなった気がします。

  5. 『こもれび珈琲』でゲーム作り…なんとも素敵な物語。普段オタク文化はわかりませんが、こういう温かさは大歓迎。またお店で皆さんの制作話を聞きたいですね。