朝起きると、玄関先に“ふわふわパンダ食パン”──そんな夢のようなサービスが地方都市・小田原市で始まった。ベーカリー経営者の堂本まり子(43)が立ち上げたD2Cブランド「おはパンダ」だ。顧客それぞれの“今朝の気分”を、ECサイトの対話ボットとLINEで毎晩やりとりし、深夜に製造・配送。出来立てのパーソナライズ食パンが毎朝届くと、SNSには幸せの投稿が相次いでいる。
『今日はほうじ茶風味で焼いてみたよ』『娘が“お花のパンダ”をリクエストしました』といったコメントを添えて焼かれるパンは、どれも世界でひとつの“あなただけの朝ごパン”。堂本さんは長年、閑古鳥が鳴いていた商店街の小さなベーカリーを守り続けてきたが、コロナ禍を機にEC事業を模索し、パーソナライズ体験に着目したという。
驚くべきは、パンの製造を手伝う“パンダロボット”たちの存在だ。堂本さんはものづくり町工場の児玉健吾(48)と協力し、町の技術者・学生ボランティアと3年がかりで全自動フルフィルメントシステムを開発。顧客ごとに小麦粉や具材、焼き加減まで細かくセットできる“パンダ成型機”が、夜な夜なパンを焼き上げる。児玉さんは「子どもの笑顔や、高齢者の“明日も楽しみ”の声が原動力になった」と語る。
配送には、地域の小学生ボランティアチーム「モーニングパンダーズ」も一役買う。早起きした子どもたちが、小型保温自転車に乗って朝焼きたてのパンを近所のおじいさんやご家族に届ける光景は、近所名物になった。児童の佐々木あすかさん(10)は「おばあちゃんが“毎朝うれしい”ってニコニコしてくれる。私も元気になる」と目を輝かせた。
SNSでは『今朝は“レモンとくるみのパンダ”』『娘が描いたパンダデザイン、そっくり!』と写真が次々投稿され、直販ECサイトのフォロワーは2万人を突破。専門家の伊勢美香子(地域D2C研究家)は「この小さなベーカリーの取り組みは、地域ぐるみで“注文と笑顔の循環”を生み、新しいフルフィルメントの形を示しています」と評した。小田原発の“おはパンダ”は、ただのパン屋ではない──人々の心と心を温かくつなぐ、魔法の朝食なのだ。



コメント
パンダ型のパンなんて、うちの子どもたち絶対大喜びです!デザインも選べて、しかも出来立てが届くなんて、毎朝の楽しみが増えそうですね。朝から家族で笑顔になれるサービス、とっても素敵だと思います。
わしも最近はなかなかお店に行けなかったが、こうやって家までパンが届くのはありがたい。しかも子どもたちが届けてくれるとは、昔のご近所付き合いを思い出して心があたたかくなりました。元気をもらえますな。
朝からこんなほっこりした話題を見ると、なんだか自分も前向きな気分になれます。パンダのベーカリー、全国展開してくれたらうれしいなあ…都会でもぜひ実現してほしいです!
パンダロボットとかパン成型機、めっちゃ興味あります!町工場のおっちゃんや学生ボランティアが一緒に作ったってところもアツいっすね。技術で人を笑顔にできるって、なんか希望あるなぁ。
商店街の小さなベーカリー発の取り組みと聞いて、思わず応援したくなりました。うちの近所に『おはパンダ』ができたら、絶対リピートしちゃいそう。みんなの笑顔がつながるって、やっぱり素敵です!